2023/05/07 11:01

"種に適した食事"を与えるために、お客様自身で愛犬に合った食事が作れるように多種多様のお肉を取り揃えております。
医食同源という言葉があるように、日頃から栄養バランスの取れた質の良い食事を摂る事は、健康維持や増進、病気予防や改善に繋がることは誰もがご存じかと思います。 ですが、全ての犬が必要としている食事内容や栄養バランスは 同じと言う訳ではなく、個々(の健康状態)に合った食材を選ぶ事で、病気の予防や改善をする為にもとても重要になります。日頃から愛犬の体調や身体の変化に気付けるよう、飼い主様が食事の重要性を理解したうえで、犬にとって正しいと感じるものを選択していく事が大切になります。
生食をお勧めするのは、本来犬は肉食動物であり、生食を食すのに適した歯や消化管の構造をしています。ですので、生食は種に適した食事という事です。
生食給餌にはPMRと (Pray Model Raw=生の獲物モデル),BARF (Biologically Appropriate Raw Food =生物学的に適切な)の2タイプがあります。
基本的な違いは…
PMRとは肉食獣が生の獲物を食べる内容を理想としたものです
・70〜80%たんぱく質
・10% 生の食用骨
・5% レバー
・5% その他の分泌器官
BARFとは、PMRの発想とほぼ同じですが、野菜や果物を加える事により、獲物が食べた未消化の食べ物を補うという意味で加えられています。
・50〜70%たんぱく質
・10% 生の食用骨
・5% レバー
・5% その他の分泌器官
・10-30% 野菜や果物
⁂どちらも栄養のバランスを取るために、生卵や魚、毛皮または羽毛を加えます。
たんぱく質
・赤身肉:牛肉、ラム、馬肉、ヤギ、野ウサギ、鹿肉、鴨肉など
・白身肉:鶏肉、七面鳥、養殖ウサギ、ウズラなど。
・筋肉器官および動物の部位 :心臓、砂肝、肺、舌、グリーントライプ、気管、砂嚢、腱など、
犬のタンパク質の利点には、筋肉の成長と修復の改善、免疫システムの強化、健康的な体重と満腹感の維持が含まれます。「たんぱく質だけを与えるという意味ではないことに注意して下さい。健康的な筋肉や関節、臓器機能は、成長期や、特に妊娠中、授乳中、高齢期に不可欠ですが、他の身体システムにも重要です。
生の食用骨
生の骨は、犬の長期的な健康に不可欠です。そのため、犬の1 日総摂取量の約10%を占める必要があります。 カルシウム、リン、およびマグネシウムを提供します。これらはすべて健康な歯、骨、関節を促進するのに役立つミネラルです。
肝臓
犬の発育に不可欠な高品質のタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルは肝臓から得ることができます。非常に栄養価が高いため、犬の 1 日総摂取量の約5%しか含まれていません。 肝臓には、目の健康と正常な機能を維持するビタミン A、赤血球の形成と発達を助けるビタミン B12、貧血の予防にも役立つ銅、免疫システムを強化し、感染の拡大を防ぐ亜鉛も含まれています。脳や腎臓などの体の他の部分、および免疫システムを強化し、貧血を防ぐのに役立ちます。
その他の分泌器官
分泌器官は、酵素やホルモンを血流に分泌する消化管の器官です。分泌器官に栄養を与えることで、ビタミンA、B2、B3、B6、B12やその他の栄養素を提供することで免疫システムをサポートします。 脾臓、腎臓、または膵臓などがあります。
(注:膵臓や腎臓、肝臓に疾患のある犬に骨や肝臓、その他の分泌器官を与える時は獣医さんと相談して下さい。)
毛皮または野菜,果物
犬は獲物の毛皮や羽毛を自然に食べます。犬の食事の約2%〜5%を毛皮と繊維で構成することをお勧めします。犬が野菜の味が苦手な場合は、被毛を選ぶことができます。逆の場合も同様で、食事に約5%の繊維を含めるようにします。
濃い葉物野菜、ベリー類、毛皮のような噛み物、または獲物全体が、このガイドラインを満たすのに役立ちます。
重要なのは、犬の栄養ニーズの構成要素を満たし、多種多様の食べ物を与えていることです。